ある日、回転寿司の話題で盛り上がっていた黄色さん。
「ぼくはタマゴ、マグロ、サーモン・・・でもやっぱりイクラかな?」
「俺はカッパにとびこ・・・う~~ん、でもやっぱりイクラだよね。」
「私は納豆しか食べたことない・・・」
楽しそうに会話しているのを聞いていると
『あ~、食べ物にも性格が出るな~~』 と、納得したりして。
この時期に色々な食べ物に挑戦して、色々な味を体験して食への興味を広げてほしい!
そう強く思ってしまいました。
私の経験上
『我が子の好物を出しがち』
『おまけに子どもは親が見ていると保守的です。』
『それに大人は自分の苦手な食べ物は作らないし、お父さんの食事に合わせてしまった
り・・・』
そうなると、やっぱり出番は『友だちと保育園!!』
初めて見る食べ物だって、お友だちが先に食べて『うまい!』
と言われれば、心くすぐられ
「それなら私も味見してみようかな?」
何なら「挑戦しないのは恥ずかしいかも」くらいの気持ちになれるようですよ。
今回は寿司といっても生ものは抜きです。
たまごにきゅうり、しゃけ、ツナマヨ、そして誰も口にしたことがないと言っていた
サクラでんぶも揃えてみました。
園での食育で心がけていることは出来るだけ調理工程を見せることです。
今回も炊きたてご飯に酢をまぶすところから。
形だけでもと団扇で扇いでもらったり(ご飯じゃなくて私を扇いでくれました笑)、
「もっとお酢を効かせて!」とオーダーが入ったり。
海苔を炙って香りも楽しみました。
もちろん、具材も目の前で切り分けます。
そうすることで食わず嫌いの食材にも興味がわいてきて、
「早く食べたーい!!」「お腹空いたよー!!」と催促の嵐となります。
今回は『全て味見をさせてから始めてみよう』と考えていました。
小さく切った具材を躊躇なく食べる子もいれば、慎重に口に運ぶ子も。
これまた性格が出るなあ~と感慨に浸っていたら
何と!!早くも手巻き寿司を巻き始めていました(笑
「先生―、サクラでんぶお願いします」
「私もー」
「いっぱい入れすぎて巻けませーん」
「海苔が足りませーん!!」
思い思いの具を入れてオリジナル巻きを頬張る子どもたち。
本当に美味しそうに楽しそうに食べてくれます。
始めのうちは大人に頼っていましたが、いつの間にか自分たちで
好きなように食べていました。
鮭が右から左に、サクラでんぶはスプーンでそうっと運んだり。
醤油をかけ過ぎたと騒いだり、、、
おかげで、テーブルの上は、、、
海苔のかけらやら、サクラでんぶのピンクのフワフワやら、
しゃもじををペロペロして酢飯を食べていたりと、、、
(ううぇー!!!後片付けがぁぁ、、、)
でも「お腹いっぱぁい、ごちそうさま!」と言って満足気に脚を放り出して
くつろいでいる子どもたちを見たら
何だか可愛くてうれしくなってしまいました。(#^.^#)
今回の感想
少しだけど食わず嫌いを克服出来た
お寿司のネタのレパートリーが増えた
自分だけで海苔巻きが出来た
みんなで食べると美味しい!!
全員一致で
「サクラでんぶが1番おいしかった!」
とのことでした。
是非ご家庭でも手巻き寿司パーティーをおすすめします。